進化したビニール傘。ファッションアイテムとしても重要！？ - ファッションコレクト

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ビニール傘は日本生まれだとご存知でしたか？
昭和３０年代に、日本の雨具メーカー「ホワイトローズ」が世界で始めて開発しました。
このメーカーは徳川幕府御用達の由緒ある傘問屋でした。

そして、昭和３９年の東京オリンピックで、アメリカから来た米国の大手洋傘流通のバイヤーが、ビニールフィルムカバーを張った物を発見！
「ホワイトローズ」に取り組みのオファーをし、量産化されるようになりました。

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これは最大のメリットかもしれません。
通常の傘だと前が見えにくくなり、転倒したり、人や物にぶつかってしまう恐れがあります。
ただでさえ雨だと視界が悪くなるので、安全性が高いのは嬉しいですよね！
年配の方や、小さな子供さんからも人気があるのも納得です。

テレビのロケでも必ずビニール傘が使用され、レポーターや周りの景色がよく見えるようにされています。
天皇・皇后両陛下が園遊会などの行事の際に使用される理由も、「集まってくれた方々から顔がよく見えるように」というご配慮です。
傘をさしている人の視界も広がりますし、周りの人からもよく見えるというスケルトン効果は透明のビニールならではですね！

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どんなスタイルにも合います。
雨で憂鬱になる気分を上げようとカラフルな傘を買ったのはいいが、いざ使おうと思ったら、洋服と合わなくてなんだか盛り上がらなかったということはありませんか？
または、柄に飽きてしまうこともありますよね・・・。
その点、シンプルな物は何と合わせても落ち着きますし、飽きがこないのもいいですね。

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２０１０年５月、全国植樹祭でのこと、折しも雨が降ったので、両陛下のお顔が見えるようにと透明度が高く、丈夫な高級ビニール傘「カテール」をお使いになられました。
それがきっかけになり、「縁結」がホワイトローズ社により開発されました。
骨がグラスファイバー樹脂でできているので、しなやかで折れにくいというのが一番の特徴です。
さらに、ビニール部分には「逆止弁穴開き加工」がほどこされ、内側から強雨が吹き込んでも、特殊な弁から外側に抜けるので、傘がひっくり返ったり、骨が折れたりしずらい作りになっています。

同年の秋に、美智子様が「縁結」をお使いになられ、一躍注目を集めました。
お値段は￥8,000で、一般向けに販売もされています。

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冒頭でも少しふれましたが、深いアーチ型で丸みのある鳥かごのようなユニークな形が特徴「バードゲージ」はエリザベス女王の御用達アイテムです。
コロンとしたフォルムが独創的でオシャレですよね！
デザイン性が高いだけではなく、お顔がしっかり見えるのに、頭から肩まですっぽり覆う優れた機能を持っています。
さらにフレームはグラスファイバーでできているので、軽くて丈夫です。
また、開閉の時に指が挟まらない安全な構造にもなっています。
一本￥5,400。
ラインの色は黒・赤・ピンク・白・シルバーがあります。
女王は特にネイビーのラインの物がお気に入りだそうです。

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優れた機能を手に入れたビニール傘は、壊れにくく、快適に使える優秀アイテムになりました。
ですから、もう使い捨てなんてもったいなくでできません！

なんと、ビニールが破れても張り替えが可能な商品もあるのです。
「サエラ」からでている「エバーイオン」
カラフルでキュートなパターンがたくさんあります。
持ち手の部分はくにゅっと曲がった独特な形ですが、手首にフィットしたり、座った時に手をかけられたり、テーブルや狭い縁にもかけられるように、使い勝手を考えての思いありのあるデザインなのです。

もちろん充実の機能で、骨は強度と柔軟性を備えた樹脂製で、壊れにくくさびにくいです。
環境に配慮して、消費者自身で簡単に張り替えができるように作られています。
さらに、それぞれのパーツを分解して、分別回収とリサイクルがしやすいようにもなっています。
”可愛くてエコ”なんだか嬉しくなりますね♪